サミュエルソンは若い頃物理学の論文を読みあさっていた
その天才ぶりは有名で博士論文の口頭試験の際、試験官の教授の方がサミュエルソンに審査されているようだったと、言われています。
サミュエルソンは若い頃物理学の論文を読みあさっていたらしいんです。
その手法を経済学に大きく持ち込んだと。
科学的な装いを経済学に持たせることに成功したと、言われてますね。
なるほど。
経済学を科学にしたと。
この方はほぼ全ての分野で論文を書いていて、実際ノーベル賞を受賞した段階で300本以上、論文を書いていたということです。
300本以上ですか。
超人的な量を書いていて。
で実際にサミュエルソンが、大学院の博士論文でまとめ上げた研究が、「経済分析の基礎」という本で物理学数学の手法を使って、経済を分析した本になります。
へぇ~!これはその洋書の復刻版でいろんな国で翻訳されて、累計で今までで400万部以上売れています。
すごいですね!すごいですよね。
相当な印税でしょうね。
とんでもない額でしょうね。
同じ経済学者として非常に羨ましいかぎりですけど。
先生もこの本とかを見て勉強されたんですか?
僕よりも一回り上の先輩たちになってくると、「若い頃はこれを読んで勉強しました」と。
結構いますね。
言ったらサッカーの世界で言うと、ペレみたいな感じなんでしょうね。
あっいい例えです。
ペレです。
今はそのあとにマラドーナも出てきたし、最近になってどんどん…。
メッシも出てきたり。
クリスティアーノ・ロナウドもいますし日本でも和製の香川みたいのが出てきて…。
まさか先生からそこまでサッカーの例えが出てくると思わなかった。
非常にいい例え。
サミュエルソンは1960年代民主党のケネディジョンソン両大統領のブレーンを務め、政府が積極的に財政出動する政策を支援していました。
しかし彼は1970年代のインフレ下の不況を説明することができず、その主張も次第に時代とそぐわなくなっていきます。
そして登場したのが…。
1976年の受賞者ミルトン・フリードマンはマネタリストとして有名さ。
「世界恐慌の原因は貨幣の供給不足だ」と言い放った。
彼の発言はいつも過激さ。
彼への受賞が発表されたときも…、…と言って賞を受け入れなかったらしい。
そこがマネタリストフリードマンだよな。
俺ならそんなはした金もらわないぜ。
1970年代フリードマンは共和党のニクソン大統領レーガン大統領の、経済顧問を務めました。
そしてサミュエルソンとは逆の政府による経済への介入を、最小限にとどめる政策に関わったのです。
現実に非常にインパクトが大きかったのは、「新自由主義」と言われるような政策を提唱した。
時に非常に過激に提唱していったということがあげられます。
「ノーベル経済学賞」カテゴリーの関連記事