ゲーリー・ベッカーほどの経済学オタクもいない
実際そういう研究がたくさんあります。
へぇ~!1992年の受賞者ゲーリー・ベッカーほどの経済学オタクもいないよ。
社会問題をどんどん経済学理論で分析していった。
差別も。
えっ!?
犯罪も。
えっ!?
家族や結婚も彼にとっては経済学さ。
彼の言葉を借りれば家族は「小さい工場」らしい。
でも一緒に暮らすことでお互いの生活を高め合うという、ベッカーの考え方俺は嫌いじゃないな。
どうだい?
俺と生産性を高め合わないかい?
従来の経済学が対象としてこなかった分野に、経済学の手法でメスを入れたベッカー。
その研究は多くのひんしゅくを買いながらも、長い時間をかけて認められ1992年ノーベル賞を受賞しました。
ゲーリー・ベッカーはなぜそういう発想になったんですかね。
例えばベッカー自身が大学に車で通勤をしてきて、講義かなにかに間に合わないと。
時間焦っていたんで、このまんま駐車場以外の所に車を建物の前にとめてしまって、で行くと時間は節約できるけれども、罰金を取られるかもしれない。
ルール違反をしてるので。
その損得勘定でプラスが多ければルール違反をして駐車してしまうし、マイナスが大きいと思ったらきちんと駐車場にとめに行くという形で、割と損得勘定で意思決定をすると。
そこから犯罪行動全般に、経済学アプローチが使えるんじゃないかということで、「犯罪の経済学」のアイデアが生まれたと。
でもそれで違法駐車した方が得が出る場合があったら、あかんような気もするんですけど。
それは重要なポイントで、例えば罰金の金額を上げるとか駐車を捕まえる確率を上げて、リスクを上げてあげれば防げそうな気がしますよね。
そうですね。
現代だとみんな多分ベッカーとかが言い始めたことが浸透してきて、知らない間にいろんなことにそういう損得勘定であったり、比較とかを使って考えてますよね多分。
そうですよね。
恋愛人と人とのつながりとか関係性、一見すると経済現象とはだいぶ違う気がするんですが、同じような分析手法が使える。
だから本当に金銭計算してるかどうかは分からないですが、よりベターな選択肢を取ろうとするのは自然とやってる気もします。
僕の実感で言うと誰かと例えばもめて言い合いになったときに、自分より相手が若かったり知識が無い場合は、理屈とかですごいいくんですけど、相手がもっと強い理屈できた場合は感情で押すという。
こういうふうな考え方経済学的な事でいろんなことを、こう話していくというのは僕としてはいろいろ、頭の中が整理できてありがたいんですけどね。
なるほど。
「情報の非対称性」って知ってる?
英語では「InformationAsymmetry」
「ノーベル経済学賞」カテゴリーの関連記事