40歳以下の経済学者に贈られるジョン・ベイツ・クラーク賞
Aってことですね。
分かりました。
次似たような質問なんですけど。
Aは今度は無条件で1万円奪われる。
払わなきゃいけない。
Bはコインを投げてさっきと同じように1/2の確率で、今度は2万円払わなきゃいけないかもしれない。
だけど運がいいと1/2の確率で今度は1円も払う必要がない。
これだと無条件で1万円奪われるのは、ちょっと納得いかないんですよ。
うん。
そう考えるとやっぱBで勝負したいですね。
Bで勝負したい。
はい。
先ほどは確実に1万円もらう、Aを選んで今回はBを選ぶ。
まさにみたいな返答をする人が、現実にも結構いるんですよ。
実際に両方の質問で、Aを選ぶ人はリスクを嫌う人なので「リスク回避的」と表現します。
Bを選ぶ人は逆にリスクを好む人なので「リスク愛好的」
ところが答えみたいに1個目の質問でAを選んで、2個目の質問でBを選ぶ人はこっちではリスク回避的だけど、2問目ではリスク愛好的になってますよね。
こういったタイプの意思決定を従来の経済理論で説明するのは、ちょっと難しいんですよね。
なるほど。
カーネマンはこうした合理的ではない人間の行動を理論化。
経済学の新しい可能性を押し広げたのです。
さて今後は誰がノーベル経済学賞を受賞するのでしょうか?
アメリカの40歳以下の経済学者に贈られるジョン・ベイツ・クラーク賞。
過去31人中12人のノーベル賞受賞者を出しています。
今ノーベル賞が期待される有力な研究者は…。
「ヤバい経済学」で知られるスティーヴン・レヴィットは、「貧乏人の経済学」を著したエスター・デュフロは、貧困撲滅の問題で話題を集めました。
また「国家はなぜ衰退するのか」の著者ダロン・アセモグルは、理論から実証まで精力的な研究を行い、特に注目株だと言われています。
2週にわたってノーベル経済学賞ということで、いろんな経済学を見てきたと思うんですけど、ちょっと目線でこんな経済学があったらいいなとか。
僕が思うのは周りを見てると、結構昔はよかったって言う人が多いんですよね。
ああ!昔はよかったけど今はあかんって言う人は、自分は子供の頃から今に至るまで、全く同じ人間であるって思ってる人が多いんですよ。
全く自分はセンスが動いてない前提で、しゃべってるんじゃないかって。
なるほどね。
1人で青梅街道歩きながら思ったんですよね。
ああ!いろんなネガティブなワードって周りの人にもダメージ与えますよね。
ため息1回マイナスなんぼとかそういうのが分かってたら、みんなポジティブな言葉が増えて、全体的によくなっていくんじゃないかな。
面白い研究な気がします。
ネガティブな言葉を言ってしまうことによって、どれぐらいマイナスが発生してるかっていうことを、ちょっと客観的に実証分析とかで出すっていうのは、ひょっとするとこれを深掘りしていくと、新しい理論が生まれるかもしれない。
ちょっとお笑い的な要素でもいいですし、文学的な要素とかをどんどん経済学に持ち込んでいただけると。
こちらこそ面白い漫才のネタが思いついたら教えて下さい。
はい。
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