日本人がまだ唯一受賞していない分野がノーベル経済学賞
ノーベル賞に経済学賞があることすら知らなかったんですけど。
ノーベル賞自体はすごい有名ですよね。
いろんな分野があるんですが、実は日本人がまだ唯一受賞していない分野が、ノーベル経済学賞なんですよね。
経済学賞だけ。
だけまだ取れてない。
ノーベル経済学賞の研究内容自体が、ちょっと難しくて一般の人に分かりにくかったりするので。
僕からしたら他の分野のノーベル賞も研究内容とかよく分かりません。
なかなかどういう事やってるのかしっかり分からないですよね。
あれ?
これなんですか?
スウェーデン大使館。
そう。
ノーベル賞ってスウェーデンが与えている賞なんですけど。
ノーベル経済学賞を理解してもらうためにここのスウェーデン大使館が、ベストじゃないかと思って今日は訪ねてみることにしました。
なるほど。
僕大使館に行くの初めてですね。
行きますか?
あっおはようございます。
出迎えてくれたのはスウェーデン公使のウルフ・セールマルクさん。
今日はノーベル賞についてお話を伺いに来たんですが…。
なるほど。
それにしても建物とか全体がすごいおしゃれですよね。
大使館の中にはノーベルにちなんだ部屋もあります。
ああ~!あれがノーベル…。
名前が入ってますね。
ノーベル賞授賞はスウェーデンにとっても一大行事。
実際に受賞者に付き添って式にも出席したことがあるという、セールマルクさんにその雰囲気について伺ってみました。
どうでした?
ノーベル賞受賞者は緊張されてましたか?
今まで受賞者で、ウルフさんに威張ったりする人いませんでしたか?
あ~!そうですよね。
ノーベル賞の全ての分野の賞金はノーベル財団から出てるんですか?
新しくできたんですね。
そうなんです。
まずはノーベル賞誕生のいきさつを紹介しましょう。
19世紀アルフレッド・ノーベルはダイナマイトを発明。
「ヨーロッパ一」と言われる大富豪になります。
そのダイナマイトは人を死に至らしめる兵器でもありました。
ある日彼が亡くなったという誤報が新聞に載ります。
見出しは…、ノーベルは子供がなく莫大な遺産を世の中のために役立てようと、考えました。
そして遺産の運用益を、人類に最大の貢献をした人々に贈るよう遺言したのです。
こうして1901年5部門からなるノーベル賞が設立されました。
経済学賞は当初ノーベルの遺言にはありませんでした。
時を経て1968年伝統あるスウェーデン国立銀行が、創立300周年を記念しノーベル財団に、新たに経済学部門の追加を提案します。
最初は戸惑った財団も高額な賞金を、銀行が全額負担するという条件に受け入れを決めます。
こうして正式なノーベル賞と同等に選考や授賞式が行われる、経済学賞が設立。
正式名称は…、…となりました。
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