「効率的市場仮説」という考え方
上がり方が加速してますからね。
異常ですもんね。
何かここで儲けなければどうするんだという。
子供の頃に「バブルって何ですか」と先生に質問したら、経済成長でみんながすごいいい気分にというか、勢いに乗ってお金を使いまくった事で、バブルになったという説明を受けて、「そんな事ありえんの?
」と思ったんですよ。
「効率的市場仮説」という考え方があるんですけど、このバブルの時のように、これからずっと上がるとみんなが思う事自体が、説明できないしちょっと普通ではありえないなという事なんですね。
例えばに私が、「絶対あした株上がりますよ」と言ったとしますよね。
そしたら、今日のうちに株を買っておこうと思いますよね。
その情報を私がみんなに話して回ったら、みんな今日株を買うんですね。
そしたら株価は実はあしたじゃなくて、今日のうちに上がっちゃうんです。
だからあした何が起こるのかというのは、そもそも分かりませんよというのが経済学の考え方です。
なぜ合理的な人間でも、ずっと株価が上がり続けると判断してしまうのか。
その理由を説明しようという試みの一つに、「合理的群集行動」と呼ばれる理論があります。
今ある人がA社B社の株があって、どちらを買おうかなと思って来たとします。
この人は実はB社の方がいい。
これから値上がりするんじゃないかという情報を持っていて、B社の株を買います。
次にこの人は、A社の方がいい株じゃないかなと思って来ました。
でも来てみたら、B社の株を既に買ってる人がいるという事が分かったんですね。
この人は「ABどうしようかな」と言って迷って、B社を買ってしまったとします。
次に来た人はまた同じように、A社を買おうと思って来たんですけど、見てみたら既に2人も、B社の株を買った人がいる事が分かったんですね。
それでじゃあ実は、こっちが値上がりするんじゃないかという事でB社の株。
次の人もA社と思って来たけれど、やはりB社の方がいいんじゃないか。
だんだんだんだんみんながB社に来て、どんどんB社の株が上がっていくと。
こうなってきたら何かA社に問題あるんちゃうかなと、思ってしまいますよね。
そうですね。
次に来た人は、自分が持っていた情報だけでなくて、先に動いている人を見てそこから情報を得て、自分の情報を修正してしまうという事なんです。
なるほど。
2軒近くに並んでてラーメン屋並んでて、どっちに入ろうかなと思ってここ行こうと思ったら、お客さんがいなくて、その隣のラーメン屋に半分ぐらい入ってたら、多分こっちの方がおいしいんやろうなと思って、入ってしまったりとか。
そもそもこの人たちが何で買ったのかが、分からないという事から結局何か情報があって、それが株価が上がる事なのかなというふうに思ってしまって、こっちに行ってしまう。
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