「集積の経済」だんだんコンビニも集まってくる
ですから真ん中に寄りますよということだったと思うんですよ。
これが「ホテリング効果」と。
企業側の行動が集中してしまうと。
同じことをしてしまうと。
このように同じ顧客をターゲットにする場合、どの店も商圏を最大にしようと中心を選んでしまうのです。
ところが3軒目難しいんですね。
これ難しいですね。
まず1つ目の候補地としてはやっぱりこの真ん中に入れる。
出店する。
2つ目の候補地としては、これもう2つ来てるから一番端に行っちゃう。
はい。
それからもうひとつはですね、ここと一番端の要するに今言ったAとBの間に出店する。
だったらどれに…どこに緑のお店を?
普通に考えたらAなんですけど。
この先はどうなってるんですか?
この先は人がいないと考えてください。
考えていいんですか。
じゃあCですね。
はい。
これ実は今おっしゃったように、算数的に解くとCになります。
例えばBという所に立地すると、この全体の中の4分の1の集客しかできない。
はい。
でAに来るとですね今道路とか考えないと、全体の3分の1は取れますよと。
はい。
Cという所に行くと、8分の3。
この中の8分の3の商圏は取れます。
ですからそれ単純に計算するとここが一番いいんですね。
はいはい。
ところがしここに住んでいるときに、中心に行けば2軒ありますよと。
何か特殊なものを買いに行くときは、もしかしたら2店ある方に行くかもしれないですね。
これも探索費用の1つでもし例えば、こちらの店で無かったらもう行く所ないんですよね。
ところがこちらの店行っとくと無かったらここ行けますよね。
はい。
そうすると本当は一番いいのは、もうちょっとこっちかもしれない。
なるほど。
ず~っとやっていくと最終的に考えるのは、もしかしたらここが一番いいかもしれない。
お客さんが集まってくる。
はいはい。
お客さんの探索費用を考えれば、もしかしたら中心に全員来た方がいい可能性もある。
なるほど。
こういうのを「集積の経済」と言って、だんだんコンビニでも集まってくると。
なるほど。
競合店が近くに並ぶっていうのは分かるんですけど、結構同じチェーン店も近いケースありますよね。
あるチェーン店がですねAという店を出してますよと。
このチェーン店が次どこに出すかということなんですが…。
実は同一チェーンのコンビニはお互いに客を取り合わないよう、商圏ごとに距離を取って造られていきます。
そのため等間隔で密集していきます。
ここに出来たら次はこの辺りにできると。
そうですね。
そういうことなんですかね。
先ほど言った5分間隔ぐらいにボンボンボンボン置いてくと。
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