POSとは商品の売れ行きを把握するシステム
大変だぞと。
コンビニでは何が売れるかを正確に予測する事がすごい大切ですよね。
そうですね。
売れるものを的確に置くというのが重要になってくる。
一時期パイナップルをすごい食べてた時期があって。
ハマって。
近所のコンビニでいつも2パックぐらいあったんですけど、見たら絶対2つとも買ってたんですよ。
僕今3人で住んでるんですけど芸人。
残りの2人もパイナップルにハマりまして、僕たち3人のうち誰かが行くと必ずパイナップルを買ってたんですね。
3人でパイナップルを買いに行こうかとある日行ったら、10箱ぐらいパイナップルが並んでたんです。
アハハッ。
これ確実にお店の方がメチャメチャパイナップル売れるから、どれくらい売れるか一回やってみようかなって、なったんじゃないかという話になったんですけど。
それはなかなか面白い話なんですが、例えば大学の近くのコンビニとそれから住宅街のコンビニで、品ぞろえ違いますよね。
違いますね。
そういうのは「POS」というシステムでやってると思うんです。
POSシステムってご存じですよね?
コンビニでバイト経験のあるよくご存じ。
POSとは店頭で売れたときに、個々の商品の売れ行きを把握するシステムです。
実は…、例えば先ほど言ったこれが行ってる店だとすると、ここで毎日のようにパイナップル3つ買ってたんでしょ?
はい。
ここのPOSがですね「この辺に何かパイナップル好きがいるぞ」という、データを送っちゃったわけですね。
はいはい。
日本のコンビニは経験なさったように、後ろが非常に狭いのでそういう単品管理を十分にやらないと、ロスが非常に大きく出てくるんですね。
でロスと言われると2つあるんですね。
1つは「廃棄ロス」っていうのがあります。
3つしか売れないパイナップルを10個仕入れたと。
7つ廃棄する事になりますから。
これが廃棄ロス。
それに対してもうひとつ「機会ロス」っていうのがあって、逆にパイナップル1個にしておくとする。
そうするとと芸人のお二人と3人で行くんですよね。
本当は3つ買いたいけど1個しか買えないですよね。
ちゃんと予測するとその両方ともが減ってくると。
う~ん。
確かに機会ロスってあると思うんですよね。
僕がコンビニでバイトしてたときで言うと今はもう改善されてると、思うんですけど例えば意外とおでんが出来てない時間帯とか、その時に来る人が結構温かいもの欲してるっていう。
そのたびに「すいません。
まだ出来てないんです」って、何回も言ったんですけど食わせてあげたいなっていう…。
フフフッ。
それまさしく機会ロスですね。
年齢の…。
レジで今打つじゃないですか。
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