プライベートブランドというのは安くできる
一般的にはプライベートブランドというのは安くできると言われてます。
この1番の「宣伝や販売促進のコストがかからない」というのは、どういう意味かは分かりますか?
コンビニにうちのこの商品というふうにプレゼンというか、それをやらなくてもそのまま並べる事が出来るっていうのと、宣伝というのは何なんですかね?
そこのマーク付いてるから安心とか。
宣伝も全国のテレビで流す必要ないですよね。
各コンビニにこうやって置いてあるわけですから。
行けばある。
別に大々的にコマーシャルを流す必要はないと。
それから2つ目は大量にメーカーに発注すると。
そうすると規模の経済も発揮されるのでコストが安くなると。
3つ目はですねメーカーの工場で空き時間に製造すると。
これ一般的にプライベートブランドはこれによって、かなり安くなってると言われてます。
例えばどういう事かというと、よく100円ショップ安いですよね?
安いですね。
どうしてあんなに安くなるのかというと実はですね、商品というのはず~っと売れるわけじゃないんですよね。
例えば文房具なんかはよく言われてるのは4月ぐらいに、ガーッと売れると。
それからチョコレートもそうですが、たくさんもらってると思いますが、2月に一気に売れるわけですね。
そうですよね。
そのために2月の一気に売れる時期のために、一生懸命作らなきゃいけない。
それなりの生産ラインも作るんですがそれ以外の時はあんまり…。
確かにそこまで売れないです。
売れないんです。
そうすると工場が暇なときに、100円ショップがチョコレートを作ってくれと。
今までもプライベートブランドってそういうことが多くてですね、メーカーが空いてる時間一気に発注してしまえば安くコンビニ側は、買えるということになるんですね。
それはすごく有効な使い方…。
有効な使い方です。
プールとかもね冬場スケートリンクにしてたり、芝敷いてフットサル場にしてたりとかいろいろ工夫してますもんね。
それもまあ似たようなものですよね。
品ぞろえが豊富だからいいというお話でしたよね。
安くて品種を増やすということはう~ん。
難しいことなんですか?
まずものを作る時の費用を考えてみたいと思います。
例えばコンビニで、1杯のコーヒーを作るときにかかる費用を考えてみましょう。
コーヒーを作るときには、生産する量と関係なく使う固定費用というのと、それから生産の量に応じてかかってくる可変費用の、2つがあるんです。
例えばコーヒーですと工場とか店の設備は、売上の量と関係なく発生しちゃいますよね。
「コンビニの経済学」カテゴリーの関連記事