コンビニが集中してるって所
そうですね大体…、これがですね大体5分で行ける所なんですね。
83円をケチって行くわけですよね。
なるほど。
僕散歩が結構好きなんで近くのコンビニは近すぎるから、3つ向こうのコンビニに行って帰ってくるとかもたまにやりますけど。
それは探索が満足…効用を発生してるんで、費用だけじゃなくて探索したいんですよね。
はい。
ということは僕が家から少し離れてる、3つ目ぐらいのコンビニの店員さんたちは、僕がすごい近くに住んでると思ってるでしょうね。
そうだと思いますね。
このコンビニの上にいるんじゃないかと、思ってんじゃないですか。
全然遠いんですけどね。
全然遠い。
コンビニエンスストア。
その歴史は1927年にさかのぼります。
国土が広いアメリカでは住宅地から離れたスーパーマーケットで、大量にまとめ買いをするのが習慣でした。
テキサス州のある製氷業者は住民の便宜のために、住宅地の近くに売店を設置。
夏になると毎日夜遅くまで冷蔵庫用の氷を売っていました。
すると…、…という客の要望があり、店はパンや葉巻など氷の他にも商品を売り始めます。
この試みは大成功を収めました。
店は更に品ぞろえを増やしてチェーン店を拡大。
目印にトーテムポールが立てられたため「トーテム・ストア」と呼ばれました。
やがて牛乳店やガソリンスタンドも朝早くから夜遅くまで、さまざまな商品を売り始めます。
その後従来の店に比べ店内の通路を広くし駐車場も拡大。
ライフスタイルの変化に合わせた24時間営業が始まります。
こうして生まれたコンビニエンスストアは60年代以降、爆発的な成長を遂げます。
そして1974年アメリカの大手コンビニチェーンのスタイルが、日本にも導入されます。
今や全国のコンビニは5万3,000店に上ります。
よく街でね同じ所に何か違ったコンビニのチェーン店が、集中してるって所ありますよね。
ありますね。
どうしてああなるかは分かります?
以前それはやりましたんで一応僕は分かってるつもりです。
例えばこの範囲でコンビニを出店したい。
ということは真ん中にできるだけ置いた方が、ここ全体の人が来れる。
2店目を出店するときにどこに出すかって考えたときに、遠いとこの店のエリアが広くなるんで、どうしても近づいてしまうと。
そうですね。
はい。
ちょっと置いてみてください。
ここじゃないかなと思うんですよ。
はい。
はい。
今おっしゃったのは、例えばここだと2社で競合するので、半分半分取れますよと。
確実に2分の12分の1、この中の人の2分の12分の1は取れますよと。
ところが例えばこれと離れていこうとして、この辺までやっちゃうとここからこちらは、もともとの店の商圏になってここの商圏は、先ほどの半分よりちょっとちっちゃくなっちゃう。
「コンビニの経済学」カテゴリーの関連記事