日本の医療保険制度というのは…
医療費が払えずに破産するんですか。
はい。
あんまり日本では聞かないですよね。
しかし6人に1人が保険には入っていません。
また…、まあアメリカは医療の先進国ですから、すごく高額の医療費がかかりますよね。
それをいきなり払えって言われると、払えない人もたくさん出てきますよね。
アメリカの利点いい点があるとすれば、やっぱりそういう自己防衛のために、結構皆さん医療のことを一生懸命勉強していると。
ここはひょっとしたら日本の方がちょっと遅れているかもしれない。
しかしそれ以外について私は全くアメリカの制度は、いい点は見つけることはできないですね。
お金がなくて病院に行けないというケースが、日本より圧倒的に多いということですよね。
すごく貧乏な時代長かったじゃないですか。
はい。
その時にやっぱり病気になってもお医者さんに行かなかったこと、あるんですか?
行かないですよ。
全部家で治してました。
どうやって治してたんですか?
まあその市販の薬で何とかするっていうのと、市販の薬でもどうしても治らないときあるんですけど。
もう根性ですね。
、ホントにそうでしたよ。
やっぱ払えないんですよ。
アメリカの人はみんな根性でだからやっている。
だからその分それが前提の社会やから、ある程度みんなそうなったときにどう対処するかという準備は、日本よりもできてるということですよね。
唯一救いはそこら辺りでしょうかね。
なるほど。
総じてみるとどうですかね。
負担も大きいですけど日本の医療保険制度というのは?
その…他の国との比較だったらすごくいいようには感じましたね。
こういう医療制度の成果っていうのが、健康水準で平均寿命に現れているとしたら、やはりその比較的パフォーマンスのいい、医療保険制度だというふうに考えられるんですかね。
…と思いますね。
全体の評価としてはそうだと思います。
なんかちょっと不気味な話でもありますけどね。
アハハッ。
現状で余力を残したままの世界で生活してると思ったら、すごい損した気にならないですか。
、本当はもっといけんのかなって。
よその国はもっと思うでしょうし。
日本がそこが充実してるから平均寿命が高いんだとしたら、よそはもっと感じるでしょうけど。
今でも僕らがちょっとそう思うってことは、僕欲深いんですかね。
いや!でもそれが経済学の発想なんですよ。
制度をよくしていったら同じ資源の中で、よりよい成果が上げられるっていうことで。
だからいろんな制度には無駄がいっぱいあるわけですよね。
日本の制度は他の国に比べてすぐれているところはあるけど、まだ改善の余地はたくさんあるということですよね。
そうですね。
すごくもう経済学の発想が身についてきてますよ。
健康は予防から…ですよね。
今日医療経済学やってきてどうでした?
そうすっね。
いろいろ知らないことが多かったんで、勉強になりましたね。
まあ私たちこれから年を取っていって、ますますお医者さんのお世話になるじゃないですか。
はい。
やっぱり医療経済学も大事ですよね。
そうですね。
こんなにお金がかかるとは思わなかったですね。
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