70歳以上の窓口負担率は多くの自治体で1割
これから今よりも高齢化が進むわけですよね。
はい。
そうするとたち若い人たちが負担する額は、どんどん増えていきますよ。
はい。
若者代表としてどう思います?
やっぱりあまりにも増えすぎると不満も出るでしょうし、僕たちも払えないっていうことも起こってくると思うんで、なかなか難しい問題ですよね。
世代間の所得のバランスという話がありましてね。
やっぱりどっちかいうと今若い方も、雇用とかいろんな深刻な問題があって、高齢者の方がお金を持ってるじゃないかという議論がある。
そういう意味で今あがっているのは、特に高齢者の所得の高い人はもうちょっと窓口の負担を、増やす方がいいんじゃないかという議論が今出てるんですね。
現在70歳以上の窓口負担率は多くの自治体で1割。
この負担率を引き上げようという考えがあるんです。
ただし低所得の方もおられるから高い収入の方に限定して、そういう事をやってもらえないかという議論が今起きています。
それができたら一番なんか分かりやすいというか、窓口の負担をそのまま大きくしてしまうと、ホントに病院に行けなくなってしまう人が出てきますもんね。
それとこれはなかなか難しいんですが、軽い病気についてはもう保険から外してもう全部払ってもらうと。
重い病気については基本的には今までどおり、負担が大きくならないようにするという工夫も今考えられてます。
その軽い病気は風邪みたいなものですか?
風邪のようなですね。
ただ実際もこれなかなか難しくて、行ってみないと分からないことが結構あるわけですね。
だから逆に悪くなるまで行かないようにしてしまうと、医療費が余計にかかりますからそれは難しい問題になりますね。
風邪とかでも初診だと大体5,000円ぐらい、かかってる印象があるんですけどそれが保険じゃないとなると、3倍ぐらいという事ですか?
かかるという事ですね。
それみんなたぶん病院行かなくなりますよね。
そうそう。
何とか頑張ろうってたぶん。
5,000円でもなってますからね。
はい。
もちろん例えば風邪のときはねお医者さんへ行かないで、薬局で薬をもらってというのもまあ別の方法として考える事は、できない訳ではないんですけどね。
そうですね。
薬局が多少今よりちょっとお医者さん的なことも、軽い診察ができてしまうみたいなことができたら、いいかもしれないですね。
そういうことは考え、1つの解決する策だと思います。
そうですね。
日本が直面している医療費の増加。
その対策の1つが予防医療。
中でも注目の研究結果があります。
歩行と平均余命の関係を調べると1日1時間以上歩く人は、歩かない人と比べ余命が1年以上も長かったのです。
1日1時間。
はい。
歩いてます?
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