求職活動をしていないと完全失業者の定義から外れ、数字には表れない
やっぱりず~っと仕事を探していて、仕事を探せる見込みが無ければ、当然仕事を探すこと自体をやめてしまうという事もありますよね。
そういう方は実を言うと、失業者の中にカウントされないんですね。
求職活動をしていないと完全失業者の定義から外れ、数字には表れないのです。
じゃあ「ニート」と呼ばれる人たちもそうですか?
そうですね。
あとは中高年の方で、自分に合った自分が持ってる技能に合った仕事が見つからずに、もう仕事を探すことを諦めてしまったような人。
この人たちを含めてですね、「求職意欲喪失者」なんて呼んだりしますね。
そういう人が実を言うと140万人ぐらいいると言われてます。
失業率と自殺率には深いつながりが…。
この反応の大きさは日本が特に大きい事が知られてるんですよね。
それだけ仕事は人の人生に直結してるってことですよね。
そうですよね。
仕事を失ったときに、どれだけ社会がサポートしてくれるかという部分も大事だと思いますが、日本ではそれほど手当が充実はしてないんですね。
失業率が増えてきた中でうまく対応できてない部分もあるんだと、思うんですね。
失礼いたします。
失業を経験した人々にその実感を伺いました。
20代の時8か月ほど失業していた門田さん。
失業2回うち1回は紹介会社とのトラブルが原因というAさん。
転職を繰り返し何度も失業を経験した柏さん。
どういう経緯で失業されたんですか?
僕の場合は交通事故ですね。
あっ事故ですか。
1か月ぐらい。
もうちょっとありましたが入院する事になって、それで「仕事できないなら」と当時契約社員でしたけど、解雇になりましたね。
へぇ~!治療費とあと仕事ができない期間って考えると、金が全然足りないなというので、とにかく「金どうしよう?」というのばっかり。
入院してるときもずっと金金考えてましたね。
初めて紹介会社を使って転職したときに…、そうですよね。
そうですね。
東京に出てきたばっかりで何かトラブルに巻き込まれたのかとか、その紹介会社の人も信じられなくなったりとか。
失業したのは…、やめてしまったという。
失業というとせっぱ詰まったもんを感じるんですけど、あまりそこまで深くは考えてなかったですか?
なんかやれば生きていけるだろうみたいな。
僕ら芸人もほとんど給料がもらえない時期が、10年以上続くんで貧乏にはすごい慣れてるんですけど。
僕も結構貧乏の耐性がわりと高かったんで。
まあ最悪なんとかなるやろうっていう。
それにしても自分に合った職業って、どうやって見つければいいのでしょうか?
訪れたのは去年10月にできた「東京わかものハローワーク」
案内してくれるのは指導官の笹さん。
こちらでは…、利用者は一日およそ150人。
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