インフレやデフレになるとどういうことが起こる?
そのショックというのは具体的にはどういうものなんですか?
例えばいわゆる経済政策。
政府の需要が減ったりあるいは投資が減ったり、あるいは何かが原因で、みんなが消費とか投資がすごく冷え込んでしまって、今までと同じ水準の価格では同じだけのモノを欲しいと、思わなくなってしまうようなそういったケースが起こると、全体的に需要曲線がシフトしてしまうということなんです。
なるほど。
こういう曲線の動きというのは予測することはできるんですか?
そうですね。
これを全部知ることができれば、物価がどのように変化するかという事を知る事ができるので、とても便利なんですけどやっぱり実際に本当にこの線を、描ける人はいないんですよね。
そうなんですね。
インフレやデフレになるとどういうことが起こるんですか?
ちょっと模型を使って説明してみたいと思います。
まずここにすごいイケメンが居るんですけど。
これ以前も出てきた僕人形ですね。
すごい格好いい。
茶髪という。
家を建てたいというふうに考えてるとします。
家を建てるために銀行に行って1000万円のお金を貸してもらうと。
今家を1軒建てることができました。
はい。
もしこれがデフレになって家の値段が半分に、500万円に下がってしまったとします。
でも借金の1000万は変わらないわけですから、この1000万の重みというのは家2軒分に変わってしまった、という言い方ができるんですね。
なるほど。
今度逆にですねロマンスグレーの資産家のおじさまが居ました。
このおじさん1000万円の家を買える現金を持っているのですが、まだ購入を決めていません。
この場合どうなるのでしょう?
デフレになって家の値段が500万に下がりました。
そうするとこの人の持っている1000万円という資産は、実は家2軒分の重みになって、非常に価値が大きくなると。
はい。
借金をしてる人資産を持ってる人と、全く反対の影響があるってことですよね。
デフレで物価が下がっても借金や現金の額は減らないため、お金を借りている人は負担が重くなり、逆に資金を持っている人は楽になるのです。
インフレになってしまうと今度は借金をしてる人にとって、むしろ負担が軽くなり資産を持ってる人にとっては、せっかくの資産が軽い価値になってしまうと。
全然違いますね。
そうなってくると。
無理して服買ってその数週間後にセールで半額になってたとき。
デフレの人はそれに近い気持ちでしょうね精神的には。
同じお金を使ったのに。
そうですよね。
結局世の中いい人と悪い人っていうのが、それぞれインフレデフレによって異なってくるということです。
なるほど。
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