サンクコストに関する問題
おいしい!それでは気を取り直して…、開始!はい。
当てはまる用語は?
当てはまる用語というかこのこと自体が私にとっては、とても痛いです。
痛いな~!痛い!これもよくやりましたよね。
はい。
これは…先生これですね。
「サンクコスト」
どういうことですか?
これは一度払ってしまったものはもう返ってこないから、そのことに縛られても時間がもったいないと…。
そうですね。
はい。
大正解!「埋没費用」ともいいます。
先ほどの読み札で説明するとこんな感じです。
「スポーツジムの回数券を買ったはいいけど、まだ数回しか行ってない。
もうすぐ期限が切れる。
せっかく高いお金を払って買ったのだから、全部使わないともったいない!」
しかしこれがサンクコストなんです。
もう回数券に払ったお金は返ってきません。
他の予定をキャンセルするなどさらなる犠牲を払うなら、買ってしまった回数券を忘れた方がいいのです。
そう!忘れるべし。
ここでサンクコストに関する問題を1つ出しましょう。
はい。
ここにレタスがあります。
はい。
このレタス作るのに100円かかったとします。
はい。
今もうレタス収穫しました。
はい。
このレタス一体いくら以上だったら売るべきでしょうか?
理想は100円以上で売りたいですよね。
ねえ。
はい。
赤字になりますからね。
はい。
だから…120円!120円ですか。
はい。
あのねサンクコストなんですよ。
100円というのは実は。
なるほど。
だから1円以上だったら1円しか値段がつかなくても。
もうこれしばらくすると腐ってしまいますから、捨てるしかないですよね。
捨てるか売るかと言われたときに、もちろん100円以上の値段がついたらうれしいですけど、1円でも値段がついたら売るべきなんですよ。
なるほど。
それなかなか実感としてものにするのは、難しそうですね。
うん。
だけど冷静になって考えれば、捨ててしまえばですね100円は戻ってこないから、100円の損失確定しますよね。
1円で売ると損失は99円で、実は損失が少なくなってるじゃないですか。
はいはい。
だからこれから先のことは、その赤字を少なくすればいいだけなんで。
別に100円を超えなきゃ捨てた方がいいっていう話じゃないんですよ。
なるほど。
他に何か思いつきますか?
こういうサンクコストは本来無視すべきなのに無視できないっていう。
う~ん。
例えば、なんか恋愛とかもそういうのがあるんじゃないですか。
もう愛情はないけども5年ぐらいつきあってるし、だからもう別れられへんみたいなこと言う人よくいますよね。
それも近いですか?
そうですね。
本当はまあこれから先の人間関係だけ考えたらいいと。
なるほど。
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