ベンチャーを育てる人たち
本来自分がもう少し本格的に力を入れたい仕事があるのに、その100万円を稼ぐためにいったんそっちへ置いといて、確実に100万円稼げる方からやっていくのって、仕事としてすごいチャンスを逃してるときってありますもんね。
それはすごい重要な指摘だと思いますよね。
今の目先の得たお金を、お金を貸してくれた人に返すのに使っちゃうのか、それとももっとビジネスを大きくすることに使うのか、これによって成長のスピードって全然変わってくるわけですよ。
ベンチャーって生態系っていう言い方をします。
エコシステムとか言いますが生態系は重要ですね。
要はベンチャーって一般の人は多分お金さえあげておけば、勝手に成長するもんだと思ってるかと思うんですけど、農業と同じでジャブジャブ水をあげれば育つというもんじゃなくて、その時その時に適度に水をやったりとか、草むしりをしたり害虫を捕ったりいろんなことをやらないと、成長していかないと。
なのでそういう環境がない、みんな大企業に勤めるのが偉いんだみたいな世界で、ベンチャーの生態系が育ってない場所だと、ベンチャーがポンと出てきてもお金をつけるって人がいても、なかなか成長していかない。
それが2000年のころに、ネットのベンチャーがどんどん出てきてその人が今第2世代というか、次の世代を育てに入ってます。
いい循環が回ってきてるんですね。
その変化がお笑いの世界でいくと吉本さんのNSCっていうところ、ご出身ですよね。
僕は重要じゃないかなと思うのはそういう学校ができることで、もしかしたら僕でも芸人になれるんじゃないかなと、イメージできるとかあと入ってみると、友達ですごいお笑いのセンスがあるやつがいると。
あいつに負けたくないなとかそういう刺激とかにも、なるんじゃないかと思うんです。
2000年以後のベンチャーの世界ってだんだんベンチャーを育てる人たちが、出てきてそこはいっぱいのベンチャーに投資してこうやると、ベンチャーうまくいくよっていう先生を連れてきたりとか、こう資金調達したらいいよとかそういう事を教え始めたんですね。
それは一般論ですのでそれだけ聞いていれば全部必ず、ベンチャーとして成功するものではないですが、でもそれまでの世界で起業ってどうやったらいいのと。
もうみんなにどやされながらうちの使ってくださいって、雨に打たれながら営業してるイメージが、ベンチャーってあったと思うんですがそうじゃなくて、こういうプロセスを踏めば僕でも成功できるんじゃないかなと。
人間やっぱりイメージできないものにはなれないと思うんですね。
なのでこうやったら成功できるというイメージを湧き起こさせる事が、起業においては非常に重要かなと思います。
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