会社の連帯保証人
売り上げが伸びてるうちはいいですが売り上げが止まって、ちょっとでも下がると銀行さんがお金を返してくださいと来ます。
しかも全部返してくれと言われる。
全部返せないじゃないですか。
しょうがないんで何とか返すんでとりあえず半分返すんで、分割にしてくださいと言って。
その代わり社内で使ってる経費、ぐっと抑えますからという事で。
最初の半年で5億円ぐらい利益が出て、いけるかなと思ってたんですけどそこでリーマン・ショックが起きまして、そこから2年間で売り上げが3分の1になりまして。
だから売り上げが16~17億円で借金だけが40数億円あったんで、これはもう返せないなということで。
なるほど。
その時の心境ってどうだったんですか?
その時の心境ですか。
会社潰したことがなかったんで金借りたら返さないといけないと、思ってたんで返そうと思ってたんですよ。
本当に。
たとえ売り上げがどこまで落ちても、何年かかっても必ず返しますって銀行にも言ってたんですけど。
でもそのうちにそのためには社員の給料を減らして、今まで使えた物を使えなくしてやっていかないと。
そうするとだんだん社員が疲弊していくんですね。
最終的には200人いた社員が80人ぐらいになったんです。
そんなに辞めていったんですか!それで最終的に決断したのは、「もうこれ以上は社員減らない」と言われた。
一緒に会社作った人に。
「彼らはきっとついてきますよ」と。
「でもこれ以上引っ張るのはかわいそうだ」と言うんです。
みんな家のローンも払えないような状況。
そこまで給料安くなって。
で決意して民事再生やりまして。
裁判所に認めてもらえるとこっちの借金を、何とか減らしましょうという事で最終的に42億円借りてましたが、1億6000万円にしてもらって。
僕が責任取って社長を辞めて。
会社の連帯保証人になっていたため、自己破産を余儀なくされた安田さん。
現在は経験を生かして若者の起業支援などに取り組んでいます。
やっぱり僕にはちょっと会社は無理ですね。
大変そうでしたね。
大変ですね。
お金を借りた人に顔向けもできませんし。
あれだけ安田さんぐらいいろいろ考えられてる方でも、うまくいかない事もある。
はい。
ちょっと怖いですね。
う~ん。
確かに今のお話を聞いてるかぎりでは、お金の面って大変そうですよね。
はい。
そもそも会社を始める段階この時日本ではどういうふうに、皆さん資金調達をされてるんでしょうか?
これが大体西暦の2000年ごろから、ちょっとフェーズが変わってきました。
昔は?
昔は自分で稼ぐしかないと。
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