自己資金以外で必要な資金を調達する方法
とにかく親の遺産があれば別ですけど、自分でコツコツバイトしてお金をためて自己資金でまずは始めると、いうことで徐々に会社がもうかってくるようになると、そのもうけをちょっとずつ積み上げて信用を得ていく。
それで次に銀行から借り入れをするということが、中小企業がだんだん大きくなっていくときのパターンっていうのが、戦後ず~っとそうだったんですね。
自己資金以外で起業に必要な資金を調達する方法は、主に2つあります。
1つ目が銀行から借りる方法です。
例えば駅前の1等地にアパートを建てて、その大家として起業する場合を考えてみます。
銀行がこれを手堅い事業だと判断すればお金を貸すでしょう。
銀行からの融資を受けやすいのはリスクの少ないタイプの起業です。
そもそも銀行は例えば1億円をある会社に5%の金利で貸して、500万円の利益を上げるというビジネスです。
同じ条件の融資を10件していれば、合計5000万円の利益を上げることができるはず。
でもそのうち1件が倒産してしまうと、たちまち大きな損失を被ります。
ではもっとリスクの大きな起業を考えたとします。
リスクが大きいとなかなか銀行はお金を貸してくれないでしょう。
そこで株式を発行して投資家に買ってもらい、資金を調達する方法があります。
借入と株式何が違うのかというと両方お金じゃんという話ですが、借入っていうのは必ず返しますと約束して借りるのが、借入金。
株式はなんとお金を返さなくていいんです。
返さなくていいんですか?
はい。
返さなくていいというのがその株式のいいところと。
そもそも株式とはどういう仕組みなんでしょうか?
リスクの高い事業を起こすと仮定します。
1株5万円と設定した株式を1000株売り渡し、5000万円の資金を得ます。
その5000万円を糧に会社は急成長を遂げたとします。
その結果最初1株5万円だった株式が、1株50万円に値上がりします。
つまり売った5000万円分の株式が、今や5億円の価値を持ったことになります。
ただし会社が潰れると株式の価値は0になります。
でも株式を買った人にお金を返す必要はありません。
例えば1億円を借りて100万円を毎月返してくださいという、契約だったとすると大抵来月もし1回でも返せなかったら、全部1億円全額その場で耳をそろえて返してくださいという、怖いことが大抵の契約書には書いてあります。
そうすると企業は本当はこっちの超巨大プロジェクトに、集中したいんだけれどまずは目先の100万円を稼ぐために、ちょっと目先でお金になるような仕事をやらなきゃいけないと。
確かに銀行からお金を借りて、毎月100万円をちゃんと返さないといけない。
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