課税における豊かさの定義は「今どれだけ稼いでいるか?」
例えばですね今たくさんの所得を稼いでいる人と、今たくさん消費ができる人というのは、どっちが豊かだと思います?
課税における豊かさの定義は「今どれだけ稼いでいるか?」
でもそれって本当に豊かさを表わしているのでしょうか?
消費できる人の方が裕福なんですかね。
でしょ?
例えばね今たくさん稼いでるかもしれないが、来年ひょっとしたら仕事の調子が悪くてですね、年収が100万円しかないと…。
ちょっとそのリアリティーのある…、例を出すのをやめてもらえます?
例えですから。
あくまでもね。
そういう場合でも今年まで、たくさんのお金を稼いですごく大きな家に住んでいると。
貯金も5000万円ぐらいあるという。
ないですけどね!仮にですよ。
仮に。
あった場合ですね、そのときに来年100万円しか年収がなかった場合でも、結構豊かな生活ができるじゃないですか?
そうですね。
逆に今年2,000万円の所得があると。
だけど今まで全然仕事がなくて貯金も全然ない。
なんかそれもリアリティーある?
ありますね。
そういう場合どうですかね?
豊かだと言えるのか?
とは言えないですよね。
今は稼いでるかもしれないですが先のこととかいろいろ考えると、使えるお金はそんなにないかもしれない。
だからそういう事を考えると今の所得だけで考えるというよりは、実は生活水準は消費の水準で計る方が、豊かさの本当の豊かさを計っているかもしれない。
だからたくさんの消費ができる人が豊かだと考えたら、消費の一定割合を税金で払うというのは、逆進的とは必ずしも言えないというふうに思うんですよね。
ところでね消費税って、誰が納税義務者になっているか知ってますか?
我々は払っているじゃないですか消費税。
でも税金として税務署に納めてますか?
商品を買うときに払ってはいますけど、それは税務署には払ってないですね。
そうですよね。
誰が払ってるんでしょうね?
ウフフフッ。
すごい難しいですね。
訪れたのは税金のプロ税理士さんのところ。
早速なんですが消費税の納税義務者が誰なのかというのを、ちょっと分からなくてここに来たんですが…。
消費税というのは…税金には直接税と間接税というのがあって…、まさしく消費税の場合は間接税で、まあ皆さんお買い物をされて消費税払ってると思うんですが、ご商売されてる方が消費者の方からいただいた消費税を、お預かりして事業者の方具体的には個人の事業者、もしくは会社法人が実際には納めてる形になるんですね。
なるほど。
お店の方や会社が納めてると?
そうですね。
実際納めるときには物を売られるご商売をされてる方であれば、当然仕入れというのがあるわけですよね。
で仕入れするときにも当然消費税払ってますので、その分を差し引いてその商売されている方が、納めるというような方法なんですね。
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