脳内のセロトニンのレベルを人為的に調節した状態で時間割引テスト
トリプトファンというのはタンパク質の中にたくさん含まれています。
例えば豆腐とかですねバナナとか牛乳とかにも含まれています。
えっ!?
豆腐とかバナナとか牛乳に含まれてる。
えっ!?
それを取るとセロトニンができるんですか?
そうです。
セロトニンのレベル。
脳内のセロトニンのレベルを、人為的に調節した状態で実験をしてもらいまして、被験者さんの行動と脳の様子これを計りました。
実験ではタンパク質を含まない食事を取ってもらい、脳内のセロトニン量を減らします。
脳内のセロトニンが欠乏している状態で、最初にセロトニンが通常レベルに増える飲み物。
次に過剰に増える飲み物。
そして全く増えない飲み物。
これらを飲んで6時間後にそれぞれ時間割引テストを受けます。
セロトニンを増やすために飲んでもらうのは…。
このような感じです。
えっ!?
飲んでみてください。
これ飲んで大丈夫なやつですか?
大丈夫です。
いただきます。
これ飲んだらどうなるんでしたっけ?
これはトリプトファンがたくさん入ってますので、脳の中のセロトニンのレベルが上がります。
なるほどじゃあいただきます。
はい。
まずいですね。
はい。
粉っぽいうえにチョコレートシロップとミントで味付けがしてあります。
失礼ですけど飲んだことないんですけど、絵の具水で溶かしたらこんな味なんかなっていう。
あの筆を洗う黄色いあるじゃないですか。
あれこんな味なんちゃうかなと思いますけど。
もともとアメリカとかカナダで確立された方法ですので、チョコレートシロップにミントっていかにもこうアメリカンな感じがしますね。
日本人の口にはちょっと合わないかもしれません。
もちろん先生も試したことあるんですか?
こちら。
ん…。
なさそうですねどうやら。
僕には飲ませたのに。
じゃあセロトニンが多ければどうというよりは、少ないとせっかちになってしまうから、ダイエットを成功させようと思ったらセロトニンが絶対ある状態じゃないと、まあ不足はしんどいですね。
あんまりよくないってことは、言えるんですよね。
だからある程度はちゃんととっておかないと、ひょっとしたら無意識のうちに人間の行動が変わってしまうと。
なるほど。
…いうことはあるんで。
だから経済でどういうふうにしたら、みんなが幸せになれるかとか自分自身どういうふうな、お金の使い方をするかという事を自分たちが考えて、こうするべきやって分かってたとしても、脳の動きでセロトニンが不足してたら、そういうふうな判断にならないことがあると。
そういう可能性があるということですよね。
なるほど。
そういう時には長期的な意思決定しない方がいいかもしれないです。
セロトニン不足っていう状況ですよね。
「神経経済学」カテゴリーの関連記事