脳科学から経済学へアプローチ
ダイエットもそうですしその給料日前の残り5日間ぐらいは、1銭もない状態で過ごすみたいなことを、10年ぐらい続けてきたというのは、そこの計算が出来てないって事。
今の誘惑に負けてしまう。
25日の24時回ったときにはもう必ず僕はATMの前にいましたから。
この10年ぐらいずっとそういう生活をしてきた人間ですから。
でもその仕事が少ない時も給料もらった時は、やっぱりこれはちゃんと次の給料日までに、きちっと計画どおり使おうという気持ちはあったんでしょ?
最初の2日3日はないです。
もう給料メチャメチャのど渇いてる状況で水出されて、最初の1杯は一気で飲むのと一緒ですね。
10日ぐらいたったときにこのペースでいったらヤバイぞ!ここから計算して割っていこう。
20日の時点で3万残すぞみたいな目標立てるんですけど無理ですね。
ちゃんと考える先のことも考えるようになってきてるんでしょうね。
そうですね。
一年前と比べると大きな進歩ですよね。
アハハハッ。
熱い!おいしいっすよ。
でも大阪のロケって言ったら、絶対たこ焼き屋の前でなんかロケやりたがりますよね。
そうですよね。
おいしい!それでは将来の利益を割り引いて考えるってことをしてるときに、脳の中ではどんなことが起こっているのかっていうのを、考えていこうと思うんですけどここからはね、神経経済学の専門家で私の同僚である田中沙織さんにも、参加してもらって話を聞きましょうよ。
こちらが田中先生ですか?
それはワニ博士なんですよ。
田中先生はね時間割引が、脳の中でどうなってるのかということを主な研究対象に、されてるんですよね。
なるほど。
田中先生は脳科学から経済学へアプローチする今注目の研究者の1人。
脳の中ではどんな事が起こってたのかを、教えていただけますか?
はい。
そのせっかちというのは、ひょっとするとその脳の働きというのが偏っている。
偏っている。
はいそこで出てくるのがですね、この「セロトニン」という物質です。
セロトニン。
これがせっかちと関係してるんですか?
はい。
実はある実験ではこのセロトニンの量を減らすと、非常にせっかちになる。
こういう結果が得られています。
セロトニンを減らすとせっかちになる。
はい。
ということはこれがたくさんあればせっかちじゃなくなる?
それを言うのはちょっと難しい。
そういう問題でもない。
なくすとせっかちになるというのは、いろいろな結果が出ています。
ある一定量は保っておいた方がいいと。
それはそうですね。
へぇ~!だからダイエットに苦労したりとか、給料日前になるとお金が無くなったりしてた。
それひょっとするとセロトニン足りなかったのかも…。
セロトニンがどっか行っちゃうんですかね。
たまに僕から。
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