未来が不確かであるがゆえに、現実の経済がうまく回っている
しかしもしも来月で世界が終わってしまうとしたら、浮気する利得もしない利得も同じ4になり、浮気を防止できません。
このポエムもそうですけど、世界の終わりとか突然言われるとギョッとしますよね。
ただ実際の経済の仕組みシステムも終わりがないとか、あるいは終わりがいつ来るのか分からないというのが、前提に組み立てられていて、現実にも例えばあれですよね、バブルがいつかはじけるというのはみんな分かっていても、正確に何月何日何時にはじけるという事は分からないんですよね。
逆に言うとそれが分かってしまったら、我先にと争ってはじける前に売り抜けようとするんで、今すぐバブルはじけちゃうんですよね。
だから未来が不確かであるがゆえに、現実の経済がある意味うまく回っているんですよね。
という意味でかなり経済の流れ本質を、実は物語っているようなポエムかもしれないですね。
「好きな人と梨を食べて過ごしたい」。
気をつけなきゃいけないのは世界の終わりが来る前に、梨を買いに行かなきゃいけないじゃないですか。
買えるかという問題なんですよね。
ハハハハ…なるほど。
結構そこは頑張らないと…。
みんなお金とかもう関係なくなってるから…。
まあ先読みするとつい梨をストックしておくという…。
最悪僕別に梨じゃなくてもいいんです。
梨が最高なんですけど。
そこまで梨にこだわらない。
そもそも先生はなぜ経済学の世界に入られたんですか?
結構知的好奇心があるタイプの子供だったような気がしていて、いろんな世の中の不思議というか、謎みたいな事に関心もあったんですよ。
その中でも人間社会の仕組みというか、これだけ多くの人間が地球上に暮らしているわけじゃないですか。
何十億人も暮らしていてで皆結構てんでんばらばらに、好き勝手に行動しているように見えますよね。
だけど例えば僕ら毎日暮らしていて、欲しい物がある時に店に行ったら大体売ってるし、毎日同じように出勤もできるし、なんでこんなおかしな事が起きていないのかというのは、小さいころから結構不思議だったんですよ。
で社会のそういった仕組みを理解しようとした時に、僕自身がやっぱり結構納得のいく説明だと思ったのは、そういった全体の空気がこうだからという説明ではなく、一人一人がこういうふうに行動するから、全体としてこういう結果になるんだ。
経済学はやっぱり個々人のインセンティブを、かなりじっくりと見ていくタイプの分野なんで、そういった説明のしかたというのはしっくりきましたね。
では特別に先生に経済ポエムを書いてもらいました。
ちょっと恥ずかしいですけどね。
面白さを伝えるヒントを与えてくれましたし、だから経済現象それ自体が面白さを知っているというか、面白さも含んでいるという意味で、確かに経済学ってこんなに面白いんやと思いましたもん、さっき先生がおっしゃってた、人がそれぞれの目的を自由にとってるのに、うまく回ってるという…。
それ考えた事なかったですね。
せっかくこういった面白い分野を研究しているんで、できるだけいろんなチャンネルを通じて、面白さを伝えていきたいんですよね。
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