経済学は現実を理解するための道具
みんなから生まれてるものなんですもんね。
経済学というのは一体何なんですかね?
とても難しい質問ですけど、社会というのは人のいろんな生活とか考えとか、いろんなものがまざってすごく複雑になっていますよね。
少なくとも言える事は、経済学というのは社会科学であって、そういう意味で経済学は、1足す1は2になりますよというような形で、科学的に社会を整理して示しているものだと思うんです。
やっぱりその時々何が起こっているかという情勢を、ただ教えるんじゃなくて、起こってる事を何に基づいて見てるのかという。
そのベースになる考え方をやっぱり経済学の基礎を学ぶ事で、養えるといいなというふうに思うんですけど。
なるほど。
私の苦手分野なのでお恥ずかしいですがこちらです。
経済学っていうのは現実に起こっている事を、理解するための道具として使えるんだという事です。
実際にそうですもんね。
そうですね。
ありがとうございます。
ちょっとポエムじゃないかなという気はしたんですけど…。
いや全然。
先生がポエムとおっしゃってくれるならポエムです。
そうですか。
ポエムです。
次に訪れたのは…、この大学に今からお会いする先生がいるという事なんですが、こんな都心の真ん中に、こんな大きい大学があるとは知りませんでしてね。
政策研究大学…院大学。
ハハハ…。
すごい。
きれいですね。
あっ!先生おはようございます。
おはようございます。
すごいおしゃれな建物ですね。
ちょっと近代的なビルみたいな感じですよね。
ゲーム理論を専門とする気鋭の経済学者。
甘いマスクは人呼んで経済学界の貴公子。
この大学には一般の学生はいません。
ここでは政策研究や政策立案者の養成が行われており、学生の7割が海外からの留学生。
大半の授業が英語で行われています。
学生も大体留学生の場合は、諸外国の政府から派遣されてくる人が中心ですし、日本人の学生も都道府県庁だったりとか、中央の霞ヶ関から来る役人中心の生徒になりますね。
そういう方々に30代前半の安田先生が教えてるんですね。
そうなんですよ。
最近は多分学生の年齢と大体同じか、僕よりも若い学生が中心になってきたんですけど、ここに赴任した時はまだ20代だったんで、学生の大多数が年上でちょっとやりにくかったですけどね。
研究室はビルの9階です。
失礼します。
お入り下さい。
見晴らしも抜群!安田先生には最初にオークションについて解説をしてもらいました。
実は私たちの身の回りにたくさん存在しているオークション。
オークションにもさまざまな方式があり、経済学ではどのようなルールにすれば、最も望ましい結果が出るかの研究が盛んに行われています。
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