財政問題を棚上げにしてはいけない
早速ですが街の人に聞きました。
ちょっと難しくて分かんないんですけど、よく言われてるんですると思います。
いかがですか?
僕はしないと信じてます。
財政破綻?
財政破綻?
しないでしょう。
なぜですか?
理由はうまく言えないけど…。
ハハハ…。
いつもひと事だったんで、ちょっとあんまりよく分かんないんですけど。
興味わかんというか…。
「気を付けて!」。
誰ですか?
「財政問題を棚上げにしてはいけない。
ギリシャからの警告です。
日本の借金を誰が返すんですか?
あなた方です。
私たちと同じ道を歩みたくなければ、ちゃんと知る事です。
誰が返すんですか?
誰が返すんですか?」。
大竹先生~っ!先生日本経済がそんなに危ないという実感がないんですけど。
そうですよね。
この家大体20年くらい前のイメージなんですよ。
確かに雰囲気そういう感じですね。
それでね日本が不況だって言われてから、20年くらいたつんですよね。
はい。
日本の財政はこの20年悪化の一途をたどるばかり。
GDP国内総生産の2倍に上る借金を抱える、先進国でもダントツの借金大国なのです。
それでも日本の経済が潰れないのはなぜなんでしょう。
日本の国債って92%が、国内の人で保有されてるんですね。
だから外国からお金を借りてるわけじゃないというのが、特徴なんです。
例えてみると他人からじゃなくて…、国の借金地方の政府の借金を合わせると1,000兆近いんですよ。
その他の赤字を含めると日本は、1,000兆円の赤字を抱えていると言われています。
額が大きすぎてよく分かりません。
今日は国の借金これを、家計に置き換えてみたいと思うんですよ。
協力してもらえますかね?
はい。
先生これで協力できるんでしたらかまわないんですけど。
完璧です。
完璧ですか?
私の妻という設定なんですよ。
僕が妻役?
そうです。
又子さんなんです。
又子ですか。
名前まで先生に決められるんですね。
分かりました。
日本国債を持っているのはほとんど日本人。
例えれば夫婦間の借金のようなもの。
今回は日本政府を夫日本国民を妻として、巨大な日本の財政を、身近な家計に置き換え読み解きます。
家計に置き換えるとこんな感じなんですね。
夫である私は大竹又子さんから、借金を7,400万円している。
国債残高740兆円を、借金残高7,400万円と考えるって事ですね。
かなり夫婦間とはいえ大きな借金ですよね。
7,400万円。
それでこれが我が家の家計なんですね。
日本の年間の歳出を1か月の家計に例えると、家計の総額は月78万円となります。
その内訳は大きく分けて生活費田舎への仕送り、妻にしている借金の返済とその金利です。
だけど私の収入は40万円しかない。
全然足りてないですね。
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