日本が少子高齢化のピークに達する2030年まで、あと17年
20年前に比べると18兆円増えてるんですね。
税収はというとどっちのホットケーキが大きいかというと、こっちの方が大きいんですよ。
だからこのころと比べると今は12兆1,000億円少ないんですね。
少ないんですね。
何が原因でこういうふうになったんですか?
一つは景気が思ったよりもよくならなかった。
それにもかかわらず税金はあまり上げないできましたから、税金を上げないで景気がよくならなかったら、税収減りますよね。
もう一つは少子高齢化。
人口が減ってきてますから。
そしてお年寄り増えてますよね。
お年寄りに対する社会保障費は減ってないんですよ。
だからこの差というのは財源がない。
未来からの借金国債を発行して将来世代に負担してもらう。
う~ん…財源確保が問題だ。
やっぱり「増税」なんですか?
10年以上消費税をどうするかと言われ続けてるじゃないですか。
例えば10年前15年ぐらい前に10%ぐらいにしてたら、もっと効果はあったんですか?
随分違ったでしょうね。
だけど嫌な事はやっぱり誰でも先延ばししたいですよね。
誰でも増税を喜ぶ人はいないですから、なかなか増税を賛成しない。
僕も消費税が上がるのは嫌やなとか、いろんな物の値段が上がるから嫌やとずっと思ってたんですが、今回のこのお話を聞いてから、なぜもっと早くに消費税を上げなかったんだというふうに、思ってしまってる自分が怖いんですけど。
今だけの事を考えないというのはやっぱり大事ですね。
だからこれも可能性はありと。
「財政引締」というのは何ですか?
財政破綻を防ぐためには税収を増やすか歳出を減らすか。
増税だけじゃ納得してもらえない。
今のままだったら破綻するかもしれない。
将来ものすごく増税されるかもしれないと、みんな思ってて不安なわけですよ。
それでお金を使わないという時に、今から財政を引き締めてくれたりあるいは増税したりすると、財政破綻の可能性がなくなったんだと、あるいは将来の増税が少し和らげられるんだと思うと、逆に安心して今お金を使うかもしれないですよね。
増税が結構分かりやすい時に将来に決まってたら、それまではみんな使うんじゃないですか?
安心できるというのがあると思うんですよ。
そういうのは経済学で「非ケインズ効果」と言われるんです。
かえって安心してお金を使えるようになるという効果です。
増税と財政引締は絶対やるべき事ですね。
ある程度やらないとしかたないんじゃないですかね。
バランスを見ながら。
はい。
みんながお金を使わんとならないぐらいのバランスで。
そうですね。
どんどんいきます!続いて目をつけたのは年金。
年金のもらい方考えませんか?
だって日本が少子高齢化のピークに達する2030年まで、あと17年しかないんです。
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