研究し尽くした戦略でキーパーの阻止率が上がる
その試合の翌日の記者会見でドイツのビアホフマネージャーが、「実はあれは研究し尽くしたうえでの戦略だったんだ」と。
そうやって研究していくとどんどんキーパーの阻止率が上がる。
ええ。
場合によります。
まずはキーパーの阻止率が上がっていくと。
ところがそれでどうも研究されてるみたいだぞ、っていうのがわかってくると恐らくキッカーの側も研究し始めて、蹴り分け始めるのでキッカーの成功率が上がってくると。
難しいですね。
はい。
こういう相手との読み合いというのは、職場でも学校でもいろいろな場面であります。
そういった人間関係を読み解こうというのがゲーム理論なんですが。
はい。
サッカーとかだと駆け引きというか、相手をだますことが正義みたいな部分あるじゃないですか。
人間関係になると例えば恋愛とか仕事とかになると、何か駆け引きなかなかしづらいというかしにくいというか。
もちろん恋愛っていうのは非常に難しい。
人間関係で最難関な問題だと思っていて。
一番難しいですよね。
だけれどもなぜ例えば恋愛関係が難しいかと。
よく使う言葉に「女心と秋の空」ってありますよね。
どちらも変わりやすく読むのが難しいものですが、天気はこちらが一方的に読むもの。
しかし女性の気持ちは…。
読もうとするとき相手も、こちらの気持ちを読もうとし互いに読み合うことに。
これ矢印が2本に増えただけなんですが、複雑度は単に2倍になるだけじゃないんですよ。
彼女さんも彼女さんのことを、どう思っているかを読もうとするということになります。
ずっと続くという事ですもんね。
理屈で言えばずっと続く。
現実にはそこまでは無理だとしても。
難しいですね~!読み合いですよねだから。
女性の気持ちがわかる方ですか?
いや僕全然わからない方ですね。
う~ん。
それこそ秋の空はもう最悪傘持ってたらいいじゃないですか。
人間関係の場合「どうせ雨やろ」と決めつけて、僕なんか嫌われもんですからっていうふうにいくと、そんな嫌ってなかったのにホンマに嫌われるパターン、いっぱいあるんですよね。
わかります。
でもそういう時こういう理屈が頭に入ってたら、いろいろ考えるわけですか?
やっぱり。
う~ん。
そうかもしれません。
私よく深読みしすぎと言われましたから。
この日行われたもうひとつの戦い。
お願いしま~す!率いる芸人チーム鴉。
宮平さんけんじるさん、てつみちさん瀬山さん。
相手は平均年齢21歳の大学生チームです。
前半戦芸人チームは奮闘するも防戦一方。
無得点のまま前半終了。
何とか1点もぎ取るため戦略を練り直します。
きったないボール出します。
取ったらもうすぐ投げるんで。
ルーズボールしてください。
追っかけて。
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