大学卒業の人が3年以内に辞める比率
6割ですか!もうちょっとやめるかもしれないですね。
これは結構特殊な世界ですよね。
そうですね。
世の中全体の大学卒業の人が、3年以内に辞める比率というのはこのくらいなんですよ。
3割。
はい。
中学卒とか高校卒の割合だともっと高いですね。
このグラフは新卒で就職した人が、3年以内に離職してしまう割合を示したもの。
大卒でおよそ3割の人が離職するという結果が出ています。
なぜこんなに多いのでしょうか?
だから働き始めて一番最初が、予想してたものあるいは希望してたものと違って、こんなはずじゃなかったっていうふうになりやすいですよね。
実際仕事っていうのは実際に現場で働いてみて、初めてその実態ってわかるじゃないですか。
こういうのね経済学で「経験財」って言うんですよ。
経験財。
「経験財」とは購入前に検査しても質がわからないものを言います。
会社から見ても学生から見ても入社してからでないと、お互いが会社に合うかわかりません。
対して「検査財」とは購入前に検査をすれば、質がわかるものを言います。
ところでこの経験財私たちの身近なところにもあるんです。
結婚がちょっと近いような気が…。
そうですよね。
結婚してみなきゃわかんない事も多いですよね。
はい。
実は離婚率も離職率と同じように最初の3年辺りっていうのが、割合としては高いんですよね。
そうなんですか。
へぇ~!そうなんです。
離婚率も離職率と同様、短い期間で離婚する割合が高くなっているのです。
ああ!結婚してみないと相手の本当の性格とか癖とか考え方って、わからないかもしれないですね。
そのわかんないところを、減らそうとするためだとは思うんですけれども、同棲するカップルも結構多いですよね。
なるほど。
結婚してみなきゃわかんない事というのはある程度、だんだんわかってくるというのはあるかもしれない。
みんなでもそんなもんやってわかってないのが、一番の問題じゃないですかね。
3年以内に辞めやすいとか3年以内に離婚しやすい。
そこはもう「ストレスを感じて当然や」っていう前提がないから、理想が高すぎて「こうや」っていうその理想とのギャップで、みんな辞めちゃうんですよね。
なるほど。
なぜそれみんなある程度覚悟しないんですかね?
ああ。
多分2つ種類あると思うんですよね。
だからそうやってあんまりにも、最初の期待値が高すぎるとかっていうのがそもそも間違いだと。
それからしばらくしたら慣れていくかもしれないというのも、ちゃんとわかってたらミスマッチって言われるのは、かなり減るんじゃないかっていうのはありますよね。
でも全然その逆で入った瞬間から、やりがい感じてすごい楽しくて自分もこうなんでしょう?
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