離職率を下げるために「部活動」を取り入れる
楽しいです。
どの辺が楽しいですか?
周りの人が面白い人ばかりなので。
個性的な方が多いですよね。
そうですね。
なんとこの会社離職率を下げるために、「部活動」を取り入れました。
現在22の部があり5人以上集まれば、どんな部でも作ることもできます。
また会社から年間1人1万円の補助金も出ます。
ただし同じ部署の人だけで部を作ってはいけません。
こうすることで会社の横のつながりが生まれ、どこで誰がどんな仕事をしているのか情報共有でき、チームワークが向上したようです。
離職率が下がったのはそれだけではありません。
なんかこの会社で助かってる制度とかあります?
はい。
私は4月から育休で復帰したんですけれども。
朝本来だったら9時からの出社なんですけど、8時半からあと時短で短く4時半までの出社で。
はい。
へぇ~!ああそういう時間の融通も利くということですね。
はいそうです。
生活に合わせて。
はい。
お迎えが早く行けるので助かってます。
こちらの表上に行けば行くほど働く時間が長く、左に行けば行くほど会社以外の場所で働くことを表します。
この会社では9段階の中から働き方を選択できる、独自の制度を作っています。
バリバリ働きたい人はこちら。
子育てや介護をしながらマイペースで働きたい人ならこちら。
ライフステージや事情に合った働き方を選ぶことができるのです。
この制度によって何が変わったのか?
代表の青野さんにお話を伺いました。
以前はサイボウズは28%も離職率があって、4人に1人も辞めるわけですからどんどん採用しないといけない。
どんどん教育しないといけない。
採用するのって広告を出して、集めたり面接をしたり意外とコストがかかるんですよ。
なるほど。
更に入ってきてもらってもすぐ仕事ができるわけじゃないので、教育をしていくコストがかかるんですね。
お金もかかるし時間もかかるし。
そうすると、辞めてもらわないようになった方が、合理的に得をするということなんですね。
切り捨てるのではなくてどうすればそういう人にも、協力してもらえるか?
ここは結構僕のこだわりですね。
なるほど。
離職率を下げるために、給料を上げるっていう発想もあったんですか?
ホント100人いれば100人欲しい物が違うはずなんですよね。
だからそれをなんかお金で100人とも、気持ちよく働けるようにするのは無理があると思うんです。
もちろんお金が欲しい人もいるけど時間が欲しい人もいる。
自分らしい仕事を欲しい人もいれば、お客様から感謝されたい人もいる。
それぞれのニーズを聞きながら、それぞれのニーズを満たせるようにしないと、多様化には応えていけないですね。
なるほど。
それぞれ多様な働き方を認めてますよね。
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