やる気とご褒美の関係は意外に難しい
経営者としてご褒美をあげるという場合に、何をあげます?
お金でもいいでしょうし、何かそういう景品というかプレゼントみたいなものでも、いいかもしれないですね。
褒められると頑張りますよね。
一回褒められるとよかったら褒めてくれるんやと思うと、怒られたときも受け入れやすいというか、まあそういうのもありますしね。
ご褒美のあげ方によっては、何のプラスにもならないということもあるんですよ。
まあ例えばね野球盤使って考えたいと思うんですよ。
懐かしの野球盤ゲームでご褒美の設定を考えます!ここで今ルールを決めたいと思います。
1つヒットを打つと報酬がもらえるっていう、給料体系にいるとしますね。
ではゲーム開始!「プレーボール!」
バッター果たしてヒットを打つことはできるのか?
ずっとヒット狙いますよね。
ヒットを打てば報酬がもらえるんですから、ヒットしか狙わないわけですよね。
では一塁に走者が出た場合行動は?
ノーアウト一塁の場合もしヒットではなくバントを選択していたら、走者を送って得点に結びついたかもしれません。
しかし自分の利益だけを追求するなら、ヒットを狙いにいくのは当然のこと。
ヒットを打たないと報酬がもらえないからです。
もらいたいもんね。
これ報酬の与え方がまずかったということですよ。
ヒットしか狙ってないからチームが勝つために、どうしたらいいかという事なんか誰も考えてなくって、自分の給料が上がればいいっていう形に、選手のインセンティブが変わってしまうんですよね。
チームが勝ったときみんなにご褒美か、もしくは監督の指示通り有効なプレーができたら報酬とか。
チームが勝ったときというんだったら自分がサボっても、チームは勝つかもしれないですよね。
それから監督の指示通りというのも、本当にそれ誰が見てるんだっていうところもないですか?
分かりにくさがあると。
やる気とご褒美の関係は意外に難しいわけですよ。
スポーツでも会社でもそうですけど、設定を間違えると大変なことになってしまう。
だからどこで評価してやるかっていうのが難しいんですよね。
そこでご褒美に工夫を凝らす会社が増えています。
いろいろありますよね。
「コンペ優勝者に海外旅行」とか。
「CMに出られる」とか。
売上が一番高い店舗で、CM出演ができるらしいんですね。
「毎月優秀者に15万円」ってのもすごいですね。
販売実績の売上が一番多い人に15万円とそれだけじゃなくて、おすしも振る舞われるそうです。
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