賃金構造基本統計調査
これらから規則性を見いだし解釈を加えて、人間にとって意味のある情報に変えていく学問。
それが統計学です。
学校の成績や進学また物価や貯蓄などを表す数値にも、統計学は欠かせません。
だから案外身近な存在だったりもするんです。
今日は何%かな?
統計学をいろんな事に生かされてるんですね。
そうですね。
はい。
数字っていうのを見てみないとなかなかわからない。
客観的に身の回りのことでもわからない事ってあるんですよね。
だから数字というのはかなり説得力があるっていうところは、ありますよね。
そうですね。
統計学最大の強みそれは…、…できること。
例えば賃金の実態を知ることができる「賃金構造基本統計調査」
「労働力調査」からは失業率などがわかります。
データの数は案外少ないけどそれでわかるのかしら?
インドにこんな寓話がありましたよね。
真っ暗な部屋に4人男が入れられます。
部屋の中にはゾウ。
しかし男たちはゾウがどんなものかを知りません。
足に触れた者は「柱のようだ」と思い、尾っぽに触れた者は「ゾウとはロープのようなものだ」と思い、耳に触れた者は「うちわみたいなものかな」と思い、鼻に触れた者は「木の枝のようだ」と思ったそうです。
部分から全体を推し量るのは難しい。
でも統計学ではできるんです。
「本当!?」というあなたのために実験に挑戦!使うのは…、これを全部水槽に入れます。
このうち青いボールの数はいくつなのか?
20個だけ取り出してその中に含まれる青いボールの数から、1,000個のうち青いボールが何個かを推計してみようという実験です。
これが部分から全体を知ろうという実験装置です。
はい。
これ20個玉を選んで、こちらのトレーの方に出して頂けますか。
わかりました。
トレーの中の青いボールは1個だけ。
ということは水槽の中は?
え~1,000個の中だと50個ですね。
実験では水槽の中の…、50個で本当にいいですか?
でも…、そうですよね。
実験を。
他の20個を引いたらどういう結果になるか、またわかんないですよね。
今度は青が3つ入ってたり、4つ入ってたりするかもしれないですね。
そうですよね。
ただ世論調査とかやったときの現実っていうのは、今1回引いてくださいましたよね20個。
この1回がその世論調査の結果なんですよね。
う~ん。
テレビの視聴率に至っては繰り返して計り直すことは、不可能です。
1回しかできないということは、信用度としてはどうなんですかね?
ええ。
それを調べるため今度は行った実験を、100回繰り返してみました。
結果はやはり「1」になるのか。
それとも?
他の答えが出るのでしょうか?
結果はこちら。
と同じ1個が最も多くて36回。
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