日々蓄積されている「ビッグデータ」に注目
「サッカー」「ラグビー」って書いてますね。
訪れたのはスポーツの試合のデータを集め、分析している会社。
これまでプロ野球全12球団と契約した実績があります。
野球データ専門の山田さんに持ち込んだ、過去の試合映像を見てもらいました。
独自に開発したシステムでピッチャーの投球コース球速球種結果を、1球ごとに打ち込みます。
更に打球の方向やヒットの種類送球の流れなど事細かに記録。
全てのプレーを1球も逃さずデータ化する作業。
はぁ気が遠くなるフ~!実際に投げたボールを見て132kmストレートボールという感じですね。
見直したりしないんですか?
基本的にはリアルタイムで、入力していきますね。
へぇ~!大体キャッチャーが構える位置を見てから、ある程度球種を予想して。
大体それでわかるんですか?
そうですね。
ピッチャーが持っているボールとキャッチャーが構えたコース。
それで大体判断するって形ですね。
へぇ~!今外に構えているのでおそらくストレートかスライダー。
結果スライダーでしたね。
もう一度見てみましょう。
キャッチャーが外側に構えた。
この時点で山田さんは「ストレートかスライダー」と予想。
結果は大当たり。
山田さんお見事!挑戦!え~!?
この時点でちょっと怖いですもんね。
今のは?
今のはスライダーですね。
119kmスライダー。
ボールですか?
ボールですね。
えっ!?
何kmでした?
119kmですね。
昔の新幹線と同じスピードですね。
そうですね。
スライダー。
スライダーのボール。
そうですね。
確定です。
はい。
うわ~っ!大変っすねこれ。
今一塁に牽制球を投げたので…。
盗塁を阻止する牽制球も漏れなく記録します。
それも入力していくんですね。
はい。
今のプレーももっと詳しく、入れようとするとヘッドスライディングしたとかって情報も入力するんです。
他にも「投手がっくり」「投手ガッツポーズ」「バット折れる」など、全て記録。
選手の特性を更に分析します。
でもこれはホントに集中力がないとできないですね。
野球の試合をこんなにも長いと感じたことはないですね。
今スポーツの世界はもちろん、あらゆる物事がデータ化されています。
そのデータを人間にとって意味のある情報に変えているのが、統計学!少ない情報から全体像を描き出すこともできます。
今回はIT技術の進歩により日々蓄積されている、「ビッグデータ」に注目します!ビッグデータって聞いたことあります?
聞いたことありますね。
はい。
どんなデータを思いつきますか?
例えばインターネットとかで調べ物をしたときとかに、お薦めの商品としていっぱい出てきたりとか。
そうですね。
だからインターネットでのショッピングの履歴とか、あと交通機関のICカードで、どういうふうに人が動いてるかとかね。
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