TTCメカニズムの結果は安定的だし効率的になってる
これがすごい目立つのかなんか周りからやたら、「TEXASTEXAS」なんて言われるようになって。
僕は何か電球がいっぱいあって。
これ着たら、いろいろアイデアがひらめくかなとか適当に考えて買ったんですけど。
これはうちの大学のTシャツで裏に「政策研究大学院大学」と。
オリジナルTシャツなので。
デザインが人間が亀とか…亀とか亀ですね。
これから交換していくんですけどチョット変わった仕組みを使います。
これは経済学ではかたい名前が付いていて…、…と呼ばれてるやり方です。
やることはすごい単純です。
まずお互いのTシャツを見て皆さんが一番ほしいと思ったTシャツ。
もしも他の4人の持ってきたTシャツよりも、自分で持ってきたやつの方がいい。
交換するぐらいなら、これ持って帰るというんであれば自分を指さしても大丈夫。
皆さんとしてはもう嘘をつかずに正直に…、一番全体で効率的な交換ができます。
いっせ~のせっ!まずお互いに差し合ってるのは…この2人は差し合ってますね。
ここでサイズ2のサイクルができたのでこれをこう交換して。
なるほど。
この2人は無事に一番ほしいものがゲットできたんで終わりと。
残った3人はサイクルができてなかったのでもう一回、残った3人の中でお互いにどれが一番ほしいかを考えて。
いっせ~のせっ!おっ!お~!やった~!ここで僕と似非原さんが…。
でも1人になっちゃうと差せるのは自分しかいないので、今回小林さんはイケてるTシャツをご自分で…。
これで無事に。
なるほど。
なるほど。
あの実験のあとに実際に各自の好みを引き出した表がこちらです。
Tシャツを第1希望にした方が2人。
僕のTシャツかなり人気やったんですね。
僕的には気持ちよく帰れましたね。
この表を見るとphaさん似非原さんの3人が、第1希望のTシャツを手に入れています。
安田先生が手に入れたのは第3希望ですが、第1希望第2希望のTシャツの持ち主を見ると、それぞれ第1希望のTシャツを手に入れてしまっています。
つまり安田先生は手の届く範囲で、ベストなTシャツを受け取っているのです。
自分のTシャツを持ち帰る事になってしまった小林さんについても、状況は同じです。
TTCメカニズムでいったん交換が終わったあとに、もう一度みんなで集まってみんなにとって利益があるような、再交換ができるかというと絶対にできないことが知られています。
そういう意味でTTCメカニズムの結果は安定的だし効率的になってると。
それがそのとき考えられる最高の形?
そうですね。
災害があったときに避難所とかできるじゃないですか。
そこに支援物資が届けられるんですが、ランダムというか順番に配ったりしてると思うんです。
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