経済学のゲーム理論でサッカーの戦略を立てる
開幕が目前に迫るワールドカップ!日本代表の活躍に期待が膨らみます。
芸能界きってのサッカー芸人率いる芸人代表チームも、熱き戦いに挑みます。
この戦略を経済学のゲーム理論を使って解き明かしました。
今回はチームの協力について考えるため、この理論を活用します。
サッカーで勝つためにはチームワークが欠かせない!団結していきましょう!…ってあっああああれ!?
あれ!?
早速芸人チームが失点!違うやんもう!マークついてたらええねん!ちょっとちょっと!協力しましょうよ!なんでもめてるんですか!?
1枚でいいじゃないですか。
だから僕があがってオフサイド…。
一緒にあがればオフサイドトラップ引っかかるわけですから。
オフサイドトラップ?
詳しくない人のためにわかりやすく説明します。
ゴール前で守備につくディフェンダー。
この青い人たちより後ろにパスを出すと、「オフサイド」という反則になります。
「オフサイドトラップ」とは守備が前進しスペースを広げ、相手のオフサイドを誘う作戦です。
ディフェンダーが1人でもゴールの近くに残っていると、スペースを十分に作れずオフサイドトラップが成立しません。
先ほどの場合宮平さんはオフサイドトラップをかけようと前進しましたが、残っていたため失敗してしまったんですね。
2人ともゴールを守りたかったのに、どうして協力できなかったのでしょうか?
この間の試合でですねオフサイドトラップをかけるかどうかで、すごくもめたんですよ。
この赤が僕らのチームで、これが僕だったんですね。
これが後輩の宮平というやつだったんですけど。
ボールが下がったんですよ。
で宮平はここでオフサイドトラップをかけたんですけど、僕は残ってたんですよ。
ははっ。
でオフサイドにならなかった。
それは大ピンチですよね!そうなんですよ。
このオフサイドトラップっていうのは難しいんですけれども、ゲーム理論的には「コーディネーションゲーム」というゲームで、説明することができます。
コーディネーションゲーム。
「コーディネーションゲーム」とは経済学用語で…、…のこと。
先ほどの状況を考えてみましょう。
だけが残って守り味方の宮平さんは、オフサイドトラップをかけようとしたのでコーディネーションは失敗。
仮にそれぞれが逆の行動を取ったとしても失敗です。
成功させるには…2人とも「トラップをかける」、もしくは2人とも「守る」を選択しなければなりません。
もしこういう状況で宮平さんがあがってたというんであれば、これは一緒にあがってもよかったんじゃないですか?
ただですね僕の考えで言うと2人であがった場合、相手は僕たちが見えてますからパスを出さないんです。
僕たちをドリブルでかわしにくる可能性があるんです。
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