既得権を守るため、いろいろな理由をつけて規制改革に反対する
こういう規制改革の話をする時に時々問題になるのが、いろいろな理由をつけて規制改革に反対するってことが、起こってしまいます。
例えば薬の例で言ったら、規制する側の人は何を言うかといったら、「インターネットで販売すると危険だ」って言う。
ちゃんと説明しないから。
対面でお店で販売する場合の方が安全だって言うんですね。
ネットで買うと説明が不十分な場合とかあるかもしれないですね。
これは薬のインターネット販売で大きな議論のマトになってるポイントですね。
安全性が問題ならばそれをちゃんと、安全性が確保されるようにすればいいわけですよね。
そうですね。
もしかしたら薬局の仕事が失われちゃ困る人たちが、安全性が確保できないとかそういう主張をするかもしれない。
本音と建て前これはよく考えてあげて、どういうことが理由で規制改革をやったほうがいい、やらない方がいい。
これを冷静に議論すること、これが必要ですよね。
なるほど。
東京品川にある戸越銀座商店街。
現在350店舗が営業しています。
昭和30年代の最盛期には店舗が400軒を超え、人々がすれ違うのも大変だったといいます。
あっお肉屋さんですね。
こんにちは!いらっしゃいませ。
このお店は何年ぐらいですか?
もうかれこれ60年近くなります。
60年近くですか。
どうですか?
昔と比べて商店街は?
へへっ。
お客さん減ってきました。
減ってきた。
そうですか。
小っちゃいスーパーが2~3軒できたんだよね近所に。
それから人の流れってのはずっと変わっちゃった。
ああ変わってきましたか。
こんにちは。
こんにちは。
どうですか?
この商店街昔と比べて。
昔はね夕方になると、地元のお客さんがぞろぞろね商店街で買い物してくれる。
結構活気があってにぎやかだったですけどね。
うちのこの路地なんかね。
そこらよく写真撮るんですよね。
それでお客さんに聞いてみたら雰囲気が懐かしい雰囲気がある。
なるほど。
みんな子供の頃とか地元には商店街があって、そういう面影があるからなんでしょうね。
高度経済成長期。
日本各地で見られた懐かしい風景。
しかし変化の波はこの商店街にも押し寄せ、かつてのにぎわいは失われていきました。
1960年代後半各地でスーパーマーケットが出店を始めます。
スーパーはその販売規模の大きさを生かし、大量仕入れによる低価格で消費者を取り込み、急成長を続けます。
危機感を抱いた各地の商店街では、大型スーパーの出店に反対する運動が起きました。
1973年には中小の商店を守るため「大店法」が制定されます。
大店法は一定以上の面積を持つ大型店を新設または増設する際に、地元の商業関係者との調整を義務づけています。
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