「アンダー・マイニング」 違う報酬をもらうようになると元の動機が無くなってしまう
違う報酬をもらうようになると元の動機が無くなっちゃう。
こういうの「アンダー・マイニング」って言うんですよね。
空き地を管理していたおじさんはその効果をうまく使って、空き地に子どもたちが来ないようにしたんですね。
でも例えば無償でやってくれていた仕事に、特別ボーナスを与えたところその仕事の目的が、ボーナスをもらうことに変化しボーナスがもらえなくなった途端、その人はやる気を失ってしまうかもしれません。
ごほうびはなにもお金だけに限りません。
他にもインセンティブの与え方っていろいろあって、例えば「すばらしい成績です」とか、「成績が大きく上がりましたね」とかって褒めてもらうだけで、お金と同じようなインセンティブになってるという事が、その実験で分かったんですね。
確かにね。
褒められるとやる気が出るというか。
頑張ろうと思いますもんね。
こういうインセンティブの与え方をうまくやっていくと、私たち自身のやる気も上がっていきますよね。
私たち研究者たちはそういう事をよく研究するという事が大事だし、その研究成果は多くの人にも役立つものかなと思います。
皆さんにとって…、う~ん!まあお金も褒めも両方ですよね。
「この人はすごい!」と思ってる人から、褒められるとうれしいですよね。
お客さんの反応はどうですか?
もちろんお客さんの反応も。
ただもちろん僕らの職業特にお客さんに全くウケてなくて、スベり続けてるにもかかわらずものすごいギャラもらっても、テンション上がらないですよ。
やめると思います僕。
やっぱり一番のインセンティブはお客さんにウケること。
もちろんそうですね。
やっぱりそれは。
それを評価してくれる人もまた居てというのが。
お金ももちろんいただきたいですし。
そう言っとかないと給料どんどん下げられると困りますよね。
ウケてたらいいんだろうと。
その代わりいつも僕の周りで、大笑いしてくれる人たちがバイトでつくかもしれないですけど。
では最後に金とは?
お金とは…、まあまあ生活に必要なものっていうイメージだったんですけど、今日いろいろ実験してるうちに思ったのは、自分の置かれてる状況とか、あとは周りにおる人とかの関係性とかで、大きくなったり小さくなったりしてるような、そのものはお金自体は動いてないんですけど何か見方によって、でかかったり小さかったり…。
捉えにくいものやなと思いました。
いやいいポイントですよね。
そうですか。
お金の価値が大きく見えたり小さく見えたりするというのが、やっぱり一番人間らしいところなんですよね。
いやすばらしい。
アハハッ。
ありがとうございます。
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