相対所得仮説とは
所得が上がらないかもしれないが他の事が良くなったら、幸せがどれだけ上がるかという事分かったりするんですよね。
だからそういう事にこういう研究も実は使えるんですよね。
う~んなるほど!に質問したいんですけど、周りにと同じギャラの芸人さんがいたとします。
ある日その芸人さんのギャラが100万円上がったって、聞いたとします。
その時どう思いますか?
ライバルのギャラが上がって1年ぐらい自分は何も変わらなかったら、だんだん不安になってきて不満を持つかもしれないです。
「A」と答える人は自分が相対的に下がった感じがする。
自分のギャラは何も変わってないけど、ライバルのギャラが上がるとなんか腹が立つ。
確かに他人と比べなかったら結構幸せなんですよね。
特にギャラとかの話になると、ギャラなんて大体同じ会社だとみんな一緒じゃないですか。
だから他のやつが上がったら、自分らも上がるという期待を持てるんですけど、事務所の違う芸人さんとしゃべっていると、ギャラって同じ仕事していても全然違うんだなと思うと、確かにそこで初めて自分たちの置かれてる境遇が分かるというか。
知らなかったら幸福だったのに突然不幸になってしまう。
知ってしまうと「そうなんや…」という。
そういうのね「相対所得仮説」と言うんですよ。
相対的な所得の水準で幸福度が決まってくる。
だから人間は自分だけの所得で幸福度は決まってなくて、他人と比較するというところがあるんですね。
人の幸せの感じ方って、周りの人との比較で変わるものなんですって。
例えば収入が上がった、高級住宅街に引っ越してきたとします。
一見幸せになるように思いますよね?
でも近所の人はもお金持ち。
周りの収入が高くなるという事は、自分の収入が減った事と同じくらいの、マイナス効果があるというのです。
自分はあんまり変わってなくても周りの環境が違うだけで、幸福度が変わってしまう。
足りてない自分に無いものが目立ってきたりして、不安になりますね。
豊かになったと思ってここに移ってきたけど、周りはもっと豊かだった。
そういう事ってありますよね。
ありますよね。
なんか小学校の時に絵を描いたんですよ。
芋掘りに行った時の芋の絵を描きまして、それをクラスで張り出された時に、僕の芋の絵がすごいうまかったみたいで、街のデパートの絵画展に、それぞれの学校から代表でそこに出展されたんですよ。
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