あんまり経済成長っていう実感がない
いや~三鷹に来ましたけど、何か今もときどき一人で散歩しに来るんですけど、来るたびに何か懐かしい気持ちになりますね三鷹は。
あぁ。
この路地の向こうに僕が住んでた家が…あるんですよね。
19歳で上京してたまたま住み始めた三鷹のアパート。
偶然にも大好きな文豪が、かつて住んでいた場所だとわかったのは随分後の事でした。
太宰が自分で書いた地図ですね。
確かにこちらが玉川さんのお宅でその隣やからここですね。
ここに住んでたんですよね。
このころなかなか売れず周りの人々や世の中から、ずっと取り残されているような感覚だったという。
人気が出て生活が豊かになった今も、経済の動きとは無関係に生きているような気がすると、いいます。
自分自身の経済成長、生活の足りてないものとかそういうことで言うと、僕自身は特にもうこれが欲しいとかは無いですね。
車の免許も持ってないですしずっと風呂無しに住んでたんで、今のお風呂あってエアコンあって完璧ですね。
経済成長って必要なんでしょうか?
バブル経済の崩壊後長い低成長時代に突入した日本。
やがて襲った世界同時不況と金融危機。
震災復興経済政策の転換。
確かな未来が見えなくなってしまった現代。
私たちの時代の経済成長は、豊かさをもたらしてくれるのでしょうか?
突然ですが今世間で「経済成長」「経済成長」って言われてますが、経済成長したら豊かになると思いますか?
もちろん豊かになると。
企業がもうかって、僕らみたいな庶民にも還元された時に収入が増えるんで。
それは思いますね。
電気製品とかは私の若い頃より、いろいろ買いやすくなったしいいものがたくさんあるんでね。
それは伸びることに越したことはないと思いますけどね。
なるほど。
でも自分で頑張んなきゃ伸びないですよね。
思わないです。
あっ思わないですか。
経済成長といって具体的に何が変わるのかとか、そういうことをあんまり教えてもらってないっていうか。
わかんないですけど最近幸せってお金だけでもないかなって、考えるので一般的にそうとはいいづらいかなと思ってるんです。
昔から思ってるのはしていく必要があるのかな?
今のままで何でダメなのかなというのは…。
ああ。
なんでだろう?
もう今で満足なわけですよね。
ある程度…。
そうね。
ってなってるのに。
今回日本の経済成長についてお話を伺う先生は…。
こんにちは。
どうもこんにちは。
一橋大学の齊藤です。
経済の成長と豊かさの関係について、発信を続けている経済学者です。
あの~「経済成長」「経済成長」とよく言われてますが、僕たちの世代からするとあんまり経済成長っていう実感が、ないんですね。
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